さいたま市で”めえ”が甘露蜜源を発見しました!!

 

 

 "めえ"はすごいです。散歩の途中で甘露蜜源を発見しました。甘露と言うのはアブラムシやカイガラムシが植物の樹液を吸って体外に出す糖分で、ミツバチの集蜜源の一つです。

"めえ"は養蜂場では巣門の蜂の動きを見つめたり臭いを嗅いだりして遊んでいますが、土手に集まっているセイヨウミツバチを見つけて興味津々。草むらに分け入ると、そこはアブラムシが分泌した甘露で茅の葉などがびっしょり。蜂の羽音がすごい!!何百匹もの蜂が!!  

(貝瀬収一、2022/08/01フェイスブック「個人ページ」への投稿より

 

 

 

 

ここはさいたま市見沼区の50平米程度の土手ですが、茅の茎や葉にアブラムシがいて甘露でびしょ濡れです。セイヨウミツバチの羽音がすごいです。

地域の蜂仲間たちと周辺を簡単に探査してみたら、相当広範囲に甘露があり、蜂がきています。秋に採れる色の濃い黑砂糖のような味の蜜は甘露蜜混入だったのかと納得しました。  

(貝瀬収一、2022/08/01フェイスブック「BS8の会」への投稿より

 

 

 

 

皆で一生懸命葉っぱを舐めるミツバチがとっても可愛いです。 

(勝田桂子、2022/08/11フェイスブック「甘露蜜源を探そう会」への投稿より

 

 

 

 セイバンモロコシ(西播蜀黍)は要注意外来植物?葉や花の特徴から似た花との違いなども解説 | MIDORITO

 

佐々木正己先生からの情報で、甘露が付いていたのは「セイバンモロコシ」とわかりました。

(貝瀬収一、2022/08/18フェイスブック「甘露蜜源を探そう会」への投稿より)

 

 

 

「セイバンモロコシ」について1998年版埼玉県植物誌からの転載です。

「県内の低地・台地の路傍・土手で普通に見られる帰化植物。1943年頃渡来が知られた。節は無毛、葉舌は長毛が環状に並ぶ、花序は円錐状。花序枝は軸に輪生し、下方のものは枝分かれする。長い柄の先に有柄小穂と無柄小穂がある。

有柄小穂は雄性花で、芒はなく柄に短毛が密生。無柄小穂は苞穎が2枚とも著しく革質で厚く光沢がある。下方の小花は退化。上方の小花は両性花で、護穎は穎片部が貧弱で長芒そのものとなる。ヒメモロコシは芒が出ないもの。」(伊藤洋編、1998年版埼玉県植物誌、さいたま植物資料普及会、1998年、265頁)

さいたま市見沼区周辺の調査では、セイバンモロコシの密集地ではほぼどこにも甘露がありました。甘露蜜源は珍しいものではありませんでした。ただ、長い間気付かなかっただけ・・・・・。

本資料が24年前のものですので現在では県下全域に分布は拡大しているものと思われます。他県の状況もおそらく、これに近いのではないかと思います。

(貝瀬収一、2022/08/18フェイスブック「甘露蜜源を探そう会」への投稿より)

 

 

 

動画をyoutubeにUPしました。

https://www.youtube.com/watch?v=hVa1wSXoYv4

(貝瀬収一、2022/08/18フェイスブック「甘露蜜源を探そう会」への投稿より)

 

 

セイバンモロコシの甘露を舐めにくるのはミツバチだけではないようです。てんとう虫、オオスズメバチ、モンスズメバチ?なんだか不明な昆虫、、、色々発見しました。 

この時期のセイバンモロコシは昆虫のレストランなのですね^^202289日と19日 さいたま市見沼区にて。 

(勝田桂子、2022/08/19フェイスブック「甘露蜜源を探そう会」への投稿より

 

 

 

新しい動画をyoutubeにUPしました。

甘露を舐めるミツバチ(2022.08.19-1) 甘露蜜源 honeydew honey - YouTube

 (貝瀬収一、2022/08/21フェイスブック「甘露蜜源を探そう会」への投稿より)

 

 

 

セイバンモロコシの甘露蜜源からほど近い(2km以内の)貝瀬さんの養蜂場。約200群の巣箱のうち20群程に、真っ黒な蜜蓋の巣脾枠が見つかりました!もしかして甘露蜜? お皿に出して舐めてみたら、黒糖みたいなお味でした      

(勝田桂子、2022/09/06フェイスブック「甘露蜜源を探そう会」への投稿より

 

 

 

貝瀬さんの養蜂場より回収した甘露蜜と思われる巣脾枠を遠心分離しました。黒い部分の蜜蓋だけを剥がして離蜜しました。色の薄い蜜蓋部分は花蜜由来の貯蜜と思われるので、離蜜しないでそのまま巣箱に戻しました。今回瓶詰した蜜は「はちみつの組成基準8項目検査」へ出します。甘露蜜だといいな~。ワクワク 

(勝田桂子、2022/09/11フェイスブック「甘露蜜源を探そう会」への投稿より

 

 

 

 

はちみつ組成基準8項目検査をクリアーしましたので、次のステップ、DNA分析の検体採取をしました。

できるだけフレッシュな検体を確保するため、蜜巣から直接採取します。DNAは壊れやすいので、直射日光は禁物です。

検体は、昆虫分野と植物分野の遺伝子解析のため30mlが2本必要です。保冷材をあててクーラーボックスで持ち帰り、すぐに冷凍し、翌日クール便で遺伝子解析室に送ります。  

(貝瀬収一、2022/10/28フェイスブック「甘露蜜源を探そう会」への投稿より

 

 

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