花粉粉末
春の建勢と花粉餌の給与について
ミツバチの餌は言うまでもなく蜂蜜です。それと見落とし勝ちなのが花粉です。花粉は幼虫に与える王乳の元です。越冬を終え産卵開始した蜂群には特に花粉が不足しています。流蜜期の前に花粉餌と糖蜜を給与してミツバチの成育を支援することを春の建勢といいます。寒冷地方以外では2月上旬には産卵育児が始まっていますので、2月中旬以降の気温12度以上の日に花粉餌の給与を開始します。花粉餌の給与期間は通常1ヶ月以上必要で、1群当たり200~250gの花粉餌が4~5個必要です。桜が開花すれば通常は外部からの花粉の運び込みが充分になりますから、花粉餌の給与を終了します。
ページ下方に 花粉餌の作り方 と 花粉餌の与え方 があります。 ↓
花粉粉末
1kg、中国製、殺菌処理済み
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ミツバチが花から集めてきた花粉団子を巣門前で採集し、粉末にしたものです。糖液と混ざりやすく、花粉餌を作りやすいです。
1)調合材料を用意します。トレイ10個分となります。各分量を2分の1にして5個作ってもOKです。
花粉粉末 1kg
上白砂糖 1kg
熱湯 500cc
2)少し大きめのステンレスボール等に砂糖を空け、熱湯を注ぎます。
3)よく攪拌し砂糖を溶かします。
4)花粉粉末を加え、だまがなくなるまで良く練ります。
5)味噌と同じ位の硬さの花粉餌ができあがります。
6)トレイに200~250gずつ小分けします。トレイはホームセンンターや100円ショップで購入できます。
7)10個作れます。
8)トレーをラップで包みます。(花粉餌は放っておくと、硬くなり、蜜蜂が食せなくなってしまいます。)
9)花粉餌はあまり長く作り置きしない方が良いですが、2週間程度なら冷蔵庫の野菜室に平らに並べ置きます。常温保管ですとカビが生えます。要注意。
1)トレイのラップを3cm位めくります。
ラップを全部取り外さないのは花粉餌の乾燥硬化を防ぐためです。
2) 中央部の巣碑枠の上に逆さにして置きます。
蜂たちはトレイ内の花粉餌を巣房内の花粉と同様に貯蔵済みの餌として扱います。すなわち、巣房に再貯蔵することなしに、直接ここで、その時必要な分量だけ食します。
巣房内に所蔵花粉があってもトレイの花粉餌を先に食します。外に花粉源がある場合は、トレイの花粉餌があっても、花粉だんごを運び込み巣房に貯蔵します。
3)1週間後に内検します。完食していたら、新しいトレイと交換します。完食前でしたら、食した部分のラップをめくって、再び巣碑枠の上に置きます。蜂たちは端の方からきれいに食べていきます。建勢が進むにつれて蜂児圏が広がり、花粉餌の消費速度が早くなります。
トレイの深さが1cm程度なのは、蜂たちが自由に歩き回れるためです。